こんにちは、トリプル・オゥスタッフのノムラです。
トリプル・オゥで使用しているラメ糸は、メーカーで作られた刺繍糸や、オリジナルで作った糸など、デザインにより素材の特性に合ったものを使用しています。
ゴールドにも白っぽい金、黄色味の強い金など微妙な色味の違いがあり、オンラインショップの画像では伝わり切れないことも、、
そこで今回はトリプル・オゥのアクセサリーで使用しているラメ糸について深く掘り下げて行きたいと思います。
トリプル・オゥで使用しているラメ糸はBBラメ、原着ラメ、メタリック糸(全て弊社の通称です)の3種類となります。
その中で、トリプル・オゥがオリジナルで使用しているのがBBラメと原着ラメの2つです。
トリプルオゥのラメ糸
トリプルオゥでは、「使いたい素材がなければ自分たちで作る」という姿勢を大切にしてきました。
オリジナルのラメ糸も、その考えから生まれたものです。
市販の刺繍用ラメ糸は硬くチクチクしやすく、求める風合いや上品な輝きが得られませんでした。
そこで、桐生周辺に集まる絹織物の職人たちとともに、理想のラメ糸づくりに挑戦しました。
糸づくりで要となるのは撚糸の工程です。
撚糸(ねんし)とは繊維を撚り合わせて糸にすることで、撚りが強過ぎると風合いが硬くなったり、逆に甘いと刺繍機の動きに耐えられず糸が切れやすかったりと、生産や仕上がりに左右する重要な工程です。

そんな撚糸についてデザイナーの片倉はこう言います。
片倉「レシピづくりという作業で、何度も何度も試作を繰り返し
素材を作ります。
ブレンドする素材の組み合わせや、ねじり方向、ねじる回数の組み合わせ方で、糸の表情が変化するところが素材づくりの奥深く魅力的なところです。」
材料の仕入れや撚糸の工程までは、地域の糸商さんや近くの撚糸工場に依頼しています。


寒澤さんご夫妻が営む撚糸工場では、昼夜休むことなく機械を回し続け、繊維の種類に合わせて細かな調整を行います。
撚糸のわずかなばらつきが、後のミシン作業で糸切れの原因にもなるため、長年の経験と職人の感覚が欠かせません。


70代になった寒澤さんは、「動けるうちは続けたい」と誇りをもって仕事をして下さっています。こうした表に出ない職人の技と想いが、トリプルオゥのアクセサリーを静かに支えています。
撚糸職人は普段、自分たちが作った糸がどんな商品になるのかを目にする機会がほとんどないとの事。以前私たちは、完成したアクセサリーをお見せしに工場に伺いました。


寒澤さんが「自分たちの糸がこんなに美しいものになるなんて」と喜ぶ姿が、とても印象的でした。ものづくりの背景にある職人たちの存在を、より多くの人に伝えていきたいと感じた瞬間でした。
しなやかさを追求したBBラメ
BBラメはシルクの風合いを持つ植物由来のキュプラ繊維とラメのフィルム糸を撚り合わせて出来た糸です。
BBラメは肌に触れてもチクチクしにくい糸を目指して開発され、程よい強度としなやかさが特徴のラメ糸が完成しました。
その特徴からトリプル・オゥでは主にネックレスに使用されております。
出来上がりの色めも落ち着いたトーンでギラギラ感が少なく、デザインによって糸の色を変えています。
ゴールド(黄×金)、シルバー(白×銀)を使用したアクセサリー
マイクロスフィアシリーズ
スフィアラメシリーズ
ゴールド(白×金)、シルバー(グレー×銀)を使用したアクセサリー
ラティストライアングル/グレイントライアングルシリーズ
レースホイールシリーズ
純銀入りで張り感のある原着ラメ
トリプル・オゥで使用しているラメ糸の中で一番輝きが強い原着ラメ。
このラメ糸は純銀入りの塗料をフィルムで挟み、細く切ったものを撚って出来ております。
テクスチャーはしっかりとした張り感があり、DNAシリーズやプランツシリーズなど平面的なデザインでも、パリッとした仕上がりになります。
ゴツゴツとしたテクスチャーが光を乱反射させる。
原着ラメを使用したアクセサリー
プランツシリーズ
DNAシリーズ
チェリーピアス/イヤリング
まるで金属のような仕上がりのメタリック糸
縫い上がりの表面がツルツルとし、遠目でみると金属のような風合いが特徴のメタリック糸。
メタリック糸を使用したアクセサリー
ドイリーピアス/イヤリング
スフィアシルクラリエット
BBラメとメタリック糸を組み合わせたアクセサリー
ペブルトリオ
いかがでしたでしょうか?デザインと素材によって出来上がりの見え方は様々です。
しかし、素材は糸。本物の金属よりもはるかに軽く金属アレルギーの方にも安心して身につけて頂けます。
ゴールドやシルバーのアイテムで迷われている方はぜひご参考下さい!









