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シャルル・ド・ゴールベージュ 片倉編

旅の醍醐味は人によって様々。

みんなが旅の中でどんなところを見て楽しんでいるか、わかるのが旅ばなしの面白いところですよね。

今回の旅する色の舞台は空港。空港はよく玄関口にも例えられますが、旅の思い出としてはあまり登場しない場所だと思っていました。そんな空港に着目したデザイナー片倉のパリ出張のお話です。

ブランド・マネージャー:片倉

目次

偶然の出会い

旅の楽しみの1つは偶然みつける景色だったり風景です。テキスタイルデザイナーという仕事柄もあり、常日頃から色の組み合わせやパターンに無意識に目が行ってしまいます。

私にとっては旅はアイデアの宝庫です。道端に咲くきれいな野花を見つけたような嬉しさがありますね。そんな旅でちょっとした自分だけの発見を今回ご紹介したいと思います。

パリ出張

それはフランクフルトからはじまり、ベルリン、ロンドン、そしてパリへ2週間の旅の最後、パリからの帰り道のお話しです。長かったような、あっという間の2週間の旅。あー残念ながらもう旅はおしまいだなーと思いながら空港へ向かう、夏休み最後の日のような感覚。あれは2018年の11月でした。

パリの北部にあるシャルル・ド・ゴールへ向かうタクシーの車窓の風景が、市内のパリらしい風景から、喧騒とした北部郊外を抜け、ハイウェイを進むとただんだんと建物も減り、最後は鉄塔と畑の風景に切り替わります。20代のころ7か月暮らしたパリですが、旅で訪れるとまた違った景色に感じました。時折、ドライバーとのぎこちない会話をしたりしながら約1時間の移動。ターミナル到着直前には、1976年生まれの私と同い年のコンコルドが姿を見せてくれ、ここも楽しみの1つです。

空港へ向かタクシーからの眺め

ターミナル1

このシャルル・ド・ゴール空港、ターミナル1と2がありますが、私は断然ターミナル1が好きです。ターミナル2のほうが、より開放的で明るく、旅行者を快適にもてなしてくれる印象です。しかしどこか他の都市にもこういう空港ありそうだと感じます。その点ターミナル1は強烈な個性があり、魅了されてしまいました。航空チケットの予約で選べる場合は、このターミナルに乗り入れるエアラインを選びます!出張の場合はほぼターミナル2でした(涙)が、今回は念願かなってのANAでした。

空港は、飛行機を使っての旅にとって、欠かすことのできない場所。また、普段そんなに頻繁に飛行機での移動が少ない私にとって、空港という非日常の場が旅の楽しみの1つです。国際空港だと、旅行者にとって訪問する国の最初と最後の場であり、空港建築からもその意気込みを感じられるところも魅力ですね。

まるでSF映画の1シーン

強烈な個性を持つ、ターミナル1。フランス人建築家ポールアンドリュー氏が設計し、1974年に完成したようだ。先ほどみたコンコルドもほぼ同時期でなにか通じるものがありそうで、この時代のエネルギーを感じました。

外観は円形のコンクリートの塊。中心がドーナツ状にぽっかり空いて、そこをガラス張りのエスカレーターがいろんな方向から交差し、ユニークな構造でスターウォーズの中に入り込んでしまったかのような錯覚になります。

シャルル・ド・ゴール ベージュ

光のトンネル

もう1つの楽しみポイントがターミナルから放射状に伸びる駐機スポットへ移動する際の地下通路。多分、この空間が蛍光灯で明るく照らされた空間であればなんとも思わないかもしれないのですが、とにかく光が幻想的。 みなさんがパリを訪問される際はぜひこのトンネルをおすすめします!!何度でも行きたくなるおすすめスポットを色に選びました。

このやさしさのある光のトンネルを抜けると帰りの飛行機が待っている。あーやっぱりもっといたかったと思ってしまう旅の終わりでした。次はいつになるだろうか。

シャルル・ド・ゴール ベージュ

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この記事を書いた人

創業145年の刺繍メーカーが、長年培ってきた刺繍の技術を生かして作る、まったく新しい糸のアクセサリーブランド、000(トリプル・オゥ)。0.1mm単位のプログラミングと、職人の手仕事が合わさった立体刺繍で、使い手へのやさしさにこだわった商品を生み出しております。

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