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黄変を防ぐシルクアクセサリーのお手入れ&保管方法

こんにちは!トリプル・オゥのノムラです。

私たちのアクセサリー作りに大切なシルク。そのシルク糸がどうやって出来ているのかを知る為に、最近桐生の工房で蚕を飼育し始めました。

そんなトリプル・オゥのシルク糸のアクセサリーですが、他に同じようなものが市場に無いため、「お手入れや保管方法が分からない」「扱いが難しそう」と感じる方も少なくない様子…。今回はシルクのアクセサリーのアフターケアが心配な方に、お手入れと保管方法をご紹介いたします。正しいケアで、シルクのアクセサリーを永く愛用して頂けたら幸いです。

目次

シルクの黄変(黄色くなること)は避けられない!?

どんな素材でも経年変化は起こりますが、シルクは経年変化で黄ばむ性質があります。

ある程度は避けられませんが、原因を知り対策をすれば経年変化の速度を遅らせることが出来ます。

シルクが黄ばむ2つの理由

理由1:皮脂の汚れによる黄変

人は一日に0.7〜1L程汗をかくと言われております。その汗や、汗と共に出る皮脂がネックレスに付くと、空気中の酸素などによって酸化し黄色くなってしまいます。

シャツの衿元が黄ばむ感覚と同じように、肌に密着する首まわりは特に汚れる傾向にあります。

理由2:紫外線による黄変

シルクは人の肌と同じ成分で構成されております。人が太陽に当たって日焼けをするように、シルクも紫外線を吸収し変質する特徴があります。また、室内であっても蛍光灯の光等によって黄変する事があります。

皮脂汚れによる黄変は、日々のお手入れで防げる

お手入れ頻度はどれくらい?

身に着けたらその都度手洗いするのが理想です。

汗をかく夏場や、ネックレスが肌につく割合が大きいほど、こまめなお手入れが鍵となります。お洋服を着たら洗濯するように、シルクのアクセサリーも洗うことでキレイな状態を永く保つ事が出来ます。

どんな洗剤で洗えば良いの?

中性洗剤(エマールなどおしゃれ着用の洗剤)を使用してください。

シルクの主成分であるタンパク質は、アルカリ性と相性が悪い為、アルカリ性や弱アルカリ性洗剤(トップやアタックなど)はおすすめしません。

シルクアクセサリーの洗い方

  1. 中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置き10分(浸け過ぎは球の形が崩れるのでNGです)
  2. 洗剤液から取り出して優しくなでながら洗剤をなじませる
  3. キレイな水で3回ほどよーくすすぐ
  4. 優しくタオルドライ(金具付近を入念に)
  5. 糸球の中心まで完全に乾くように陰干しして完成

洗い方のポイントは「すすぎ」と「乾燥」

・変色の原因になるので洗剤が残らぬようにしっかりすすぎ洗いをする

・乾燥が足りないと稀にカビが生える可能性もあるのでしっかり乾かす(気になる方は冷風でドライヤーをかけると時短になります)

紫外線による黄変は保管方法で遅らせる

日々の生活の中で、紫外線の影響を完全に防ぐことは難しいかと思います。

経年変化は避けては通れないシルクの性質でもありますが、保管状態によってはその経年変化を早めてしまうことも遅らせる事もできます。

保管場所と方法

・風通しが良く、直射日光や蛍光灯の当たらない場所で保管する

・長期間保管する場合は虫に注意

シルクアクセサリーは湿気を好まないので、ジュエリーボックスなどに入れる際は通気性のあるものを選んでください。

おすすめは購入時にシルクアクセサリーが入れられるケースです。

密封されず、日光からも防ぐことができます。

長期間保管する場合

良質なシルクは虫の好物。トリプル・オゥもおいしいシルクを使っております。タンスやクローゼットに長期間保管する場合は、防虫剤を使用することをおすすめします。(トリプル・オゥでも糸を保管する時、市販の防虫剤を一緒に入れてます。)

【汚れてしまったら】漂白剤はつかえる?

漂白剤を使用する場合は、まず中性洗剤で表面の汚れを落としてから、酸素系漂白剤を使用してください。(※塩素系漂白剤だと素材を傷めてしまう可能性があるため厳禁。)その際風合いが硬くなるおそれがある為、長時間の浸け置きは避けてください。汚れ具合の比較的軽度なものなら落ちる可能性があります。

黄変したシルクネックレスの漂白処理実験を、専門機関でしてもらいました。

一番白くなったのは、還元型漂白剤を使い90℃で10分間煮たもの。

漂白剤は熱を加えることで効果が高まるそうです。

しかし、シルクのアクセサリーは熱に弱く、形が崩れる恐れがあるので、この方法は適しません。一度黄変してしまうともとに戻すことは難しいので、日々のお手入れが大切なんです。

終わりに

いかがでしたでしょうか?シルクのツヤ感や上品さは、他の素材では代えがたい魅力があります。しかし、コットンや化学繊維に比べると、扱いが難しく感じるかもしれません。今回はそんなシルクアクセサリーのアフターケアのポイントについてご紹介しました。

現在トリプル・オゥでは、汚れにくいシルク糸の開発も進めております。シルクアクセサリーをもっと身近に永く楽しんで頂けるよう、これからも様々な情報を発信して参ります。

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この記事を書いた人

トリプル・オゥPR担当。1300年の歴史をもつ“織都”桐生市(群馬)の独特なカルチャーが好きです。今後はトリプル・オゥを通して桐生の街の魅力も伝えていきたいです!

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